休職に入ったら何をする?-うつ病の休職中の過ごし方
皆さんこんにちは!
こころのありのままライフ管理人のこころです♪
今回は、【休職中の過ごし方】について管理人の経験を元にお話ししていきます。
※うつ病などの精神的体調不良により休職する方向けの記事です。
休職に入ったら何をする?
休職に入るまでの段取りをご紹介した記事が↓です。
休職したいけど、どうすればいいのか分からないという方はぜひご覧ください。
そして今回は、無事休職まで漕ぎつけた後の過ごし方をアドバイスも交えて書いていこうと思います。
休職に入ったらやるべきこと
「やるべきこと」から少し心を遠ざける
休職に入ったら、やるべきことは正直ありません。
仕事を休んでいるのですから、何かを「やらなきゃ」と思う気持ちは手放してください。
(一人暮らしの方は、家事も一旦ストップして心が落ち着くまで様子をみましょう。)
このお休みは【心身を癒す時間】です。
「何かに追い詰められるような感覚」はうつ病の方にはよく出る症状でもあります。
どうしてもこの強迫観念から逃れられない場合は、担当医に相談してみてください。
そのような気持ちを軽くしてくれる手立てを一緒に考えてくれるはずです。
傷病手当金の申請
やるべきことは極力頭から遠ざける。
とは言っても、休んでいる間は無給になりますので、お金に困らないようにする制度があります。
こちらの手当は、会社で加入している健康保険組合から【給与の2/3】程度を受給できるものです。
同じ病気の場合、最長1年6カ月受給することができます。
詳しい内容は、次回以降記事にしようと思います。
この制度については、会社から説明してくれるところもあれば、ご自身で尋ねてみないと教えてくれない会社もあるようです。
会社員で休職できる環境(会社で休職が認められた場合)であれば、おおむね受給資格はクリアしていると考えていいのではないかと思われます。
※しかし、「待期期間」などの条件がありますので会社とよく連携を取り、手続きを行いましょう。
【傷病手当金申請書】に毎月担当医から必要事項を記入してもらい、会社から健保へ提出します。
これが承認されれば、会社の給与指定口座に手当金が振り込まれます。
私の場合、初月の申請で医師の記入漏れがあり、健保⇔病院のやり取りが増え最初の受給まで2,3カ月かかりました(;^_^A
ですので最初の2,3カ月は問題なく過ごせる程度の貯蓄は確保しておきたいところです。
会社の心配は不要
・あの仕事大丈夫だったかな…
・上司に迷惑をかけてしまったな…
・休んでいることで会社で変な噂が流れていないかな…
この心配、すごーくよく分かります。
私自身、休職して暫くはこういった不安や心配事がなくなりませんでした。
いい意味で受け取って頂きたいのですが、
あなたが居なくても仕事は回ります。
あなたが居なくても会社はあまり困りません。
きつい言葉のように聞こえるかもしれませんね(>_<)
しかし、あなたが居なくなって仕事が回らなければ、会社は潰れてしまいますよね。
それはあなたにとっても、とても困ることだと思います。
会社は1人が欠けても仕事を回せるようにしなければなりません。
もちろん、フリーランスでお仕事されているような個人事業主の場合は体一つの勝負ですからそうはいきませんが、会社という組織に所属していて特殊な立場でない限りは仕事は回ります。
ですので、過度な心配は要りません。
逆で考えてみましょう。
もし、あなたが体調を壊してまで働き続けていたら。
自分自身どんどん疲弊していき、最後は倒れてしまいます。
そして、家族や恋人が心配し、悲しみます。
あなただったら、
・休むことにより、自分も周囲も安心させる
・自分が居なくても回る場所で無理して働き続ける
どちらを天秤にかけますか?
答えはすぐに出なくても、元々お分かりなのではないでしょうか。
仕事には代わりがいても、
プレイべートにあなたの代わりはいません。
このように思えたら、心がスッと楽になるのではないでしょうか。
休職中の過ごし方
やる気がでないときは
通院などの決まった曜日に出かけること以外、基本フリーな時間が仕事をしている時より多くなります。
うつ病のことを私は
【強制やる気退去病】
と名付けました(-_-)/笑
そのくらい、やる気や興味がなくなってしまいます。
休職して、最初のうちは何もやる気がでない方が多いと思います。
でも、それを治していく期間ですから、やる気がでないときは無理に何もやらなくていいのです。
「ああ、こんなことも出来ない自分不甲斐ない」
そんなこと思わなくて大丈夫です。
病気があなたを動けなくしているのです。
出来なかったら、病気のせいにしてください。
ご自身のせいにはしないでください。
今まで、休みなく走り続けてきた脳と体を労わってあげましょう。
やる気が少しでてきたら
安静にしていると段々と気持ちが休まってきて、やる気が回復する時が出てきます。
少しやる気が出てきたな、と感じたら気分の赴くままにやりたいことをやりましょう。
不安や焦りの気持ちを忘れさせてくれるものだと尚いいです。
管理人は、こんなものをして気を紛らわせました↓
手先の細かいことをやると意識を集中させるので、余計なことを考えずに済みました。
どうしても頭に嫌なことが浮かんでくるときにおすすめです!
生活リズムを整える
うつ病の場合、朝起きれずに昼頃まで寝てしまい、夜寝付けないという生活リズムが狂うこともしばしば。
そんな時は無理のない程度に、少しずつ朝起きる時間を早めてリズムを元に戻す訓練をしてみてください。
日中は散歩に行き、太陽光を浴びると【セロトニン】が多く分泌され気持ちが晴れやかになります。
運動は新陳代謝を上げ、ホルモンのバランスも整えてくれます。急な激しい運動は避け、まずは軽いストレッチから初めてみてください!
体の調子が整うと心も後に続いて元気になります。
自分自身の状態を受け入れる
うつ病には急性期→休息期→回復期のように治療段階があります。
個人差はありますが、適切な生活環境・治療環境が整っていれば絶対に回復していきます。
病気になってしまったことを受け入れるのに、時間はかかりますが、そんな自分も自分自身だと受け入れることが治療の第一歩です。
私はかれこれ、病気を付き合って2年弱になります。
前の会社で休職は9カ月しましたが、何もしていないことが【暇】と感じてきたら回復しているサインです!
やる気がないのに暇というのは矛盾していて激しく疲れますが、それをじっと乗り越えれば必ず良くなる日が訪れますよ(^^)